峠道を走っていると、たまに『七曲り』という言葉を目にします。
だいたいは注意喚起の目的で書かれていることが多く、
看板には「この先、1km七曲り続く」などがあります。
では、この『七曲り』とは一体何なのか? どういう意味なのか?
『曲がり』は峠道、ワインディングロードと関連性がありそうだけど、
『七』にはどんな意味があるのか?
七曲りとは 10回曲がっても「七曲り」
『七曲り』とは、
[st-mybox title=”” fontawesome=”” color=”#757575″ bordercolor=”#BDBDBD” bgcolor=”#f3f3f3″ borderwidth=”0″ borderradius=”5″ titleweight=”bold”]幾重にも折れ曲がった道路のこと。
クネクネした道路やヘアピンを繰り返す道路のこと。
つづら折り(つづら折れ)も同じ意味。
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クネクネした道は峠に多いので坂になってることが多いですが、
平坦であってもクネクネした道は『七曲り』です。
(例)七曲りの道
中には、『七曲』と書いて”ななわな” とも呼ぶところもあります。
意味は『七曲り』と同じです。
七曲がりの『七』は七回!?
七曲りの『七』についてはハッキリしたことがわかりません。
実際に七回曲がるから『七』をつけた、七曲りのところもあります。
その反面、七曲りと呼ばれている区間のカーブ(ヘアピンやコーナー)を数えると
八回、九回、十回の『七曲り』もあります。
こちらの方が多い印象を受けます。
各地の七曲り
北海道・東北
- 国道456号 岩手県~宮城県
- 秋田県道275号 秋田県
関東
- 七曲坂 東京都新宿区下落合
- 七曲り峠(雨間峠) 東京都道176号線
- 七曲り坂 横浜市保土ヶ谷区
- 七曲り(箱根 県道732号) 神奈川県足柄下郡箱根町
- 七曲(ななまがり) 千葉県
中部
なし
関西
- 七曲り(国道250号(浜国)) 兵庫県姫路市辺りの海岸線
中国・四国
- 国道433号 広島県
九州・沖縄
- 国道201号の旧道 福岡県
- 七曲(天山) 佐賀県
おわりに
七曲りはクネクネしたつづら折りの道ですので、峠道やワインディングロードで目にする機会が多いのは自然なことです。
主観ですが、七曲りの『七』は回数ではなく『多い』と言う表現に『七』を使ったと思いました。
最後までお読み下さり、ありがとうございました。