スノーシェッドとは
スノーシェッドは覆道(ふくどう)とも言います。
スノーシェッドは山間部で目にする機会が多く、トンネルに似た形状で、道路や鉄道を積雪や雪崩(なだれ)から防護する目的で造られた防雪施設です。
雪崩が起きても、覆い(スノーシェッド)の下の道路には被害が及ばないようになっています。
北海道や東北や北陸地方など雪国に多くみられ、安全性は抜群です。
トンネルとの違いとロックシェッドとは
断面形状は長方形になっています。
トンネルと違いスノーシェッドの上には土などはありません。
トンネルの場合は山を掘って造るため、完成後はトンネルの回りや上は
山の土や岩がありますが、スノーシェッドの場合は雪崩などから守る目的(覆う目的)で造られた為、
スノーシェッドの上には何も無いのが通常の見え方です。
道路用の場合は『洞門』(どうもん)と呼ばれることが多いです。
ちなみに、『シェッド』とは防護とか覆うという意味です。
防護や覆うという意味ですので、岩石から道路や鉄道を守るものは、『ロックシェッド』、土砂の崩落や土石流から守るものを『アースシェッド』と呼びます。
衝撃荷重から耐える高強度
スノーシェッドは雪崩や岩石などの ”衝撃荷重” から守るために相当な強度で造られています。
受けた衝撃荷重を吸収・逃がす構造になっています。
スノーシェッドのおかげで、雪崩や土砂による道路の寸断や事故を防ぐことができます。
雪国にはなくてはならない存在です。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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