富士山スカイライン 登山区間 県道152号線
富士山スカイライの一番面白い区間
『登山区間 県道152号線』を紹介致します。
富士宮ルート(富士宮口ルート)とも言われています。
富士山スカイラインは、静岡県御殿場市にあり、
『周遊区間』と『登山区間』の2つに分かれております。
『周遊区間』と『登山区間』を合わせた総延長は、約35kmです。
今回紹介する『登山区間』は約13.0kmあります。
『周遊区間』については、
富士山スカイラインの周遊区間(県道152号・県道23号)、
富士山スカイラインの周遊区間(県道180号)をご覧下さい。
地図
マイカーで行ける最も高い所(標高:2400m)
標高2400mある富士山スカイライン(新五合目)は、
マイカーで行ける場所では一番の標高です。
やっぱりマイカーで行けるところがポイントですよね。
一人で行くにしても、家族で行くにしても、
やっぱり自分で運転して目的地まで行く楽しさは何倍も違いますね。
(画像は、富士山表口五合目ですが、新五合目と同じです。
写真に偽りはありませんのでご安心ください)
登山区間入口は右折時に注意
水ヶ塚公園や陸上自衛隊の滝ヶ原駐屯地方面から登山区間入口に向かう場合は、
「右折」することになりますが、
濃霧で少し対向車の確認がしづらいので注意してください。
右折する場所には信号機がありませんので、
目視で対向車が来ないことを確認して「右折」します。
そんなに交通量が多いわけではありませんが、
対向車線は下り坂でスピードが乗りやすいので
慎重に行きましょう。
旧料金所
右折するとすぐに(10m程で)道成りに左折します。
すると目の前に旧料金所があります。
今は無料で通れますので、
青信号のゲートを通過して、
これからつづら折れ(つづら折り)の登山区間 県道152号を
ドライブして行きます。
登山区間入口 ~ 二合目(標高:1600m)
旧料金所を通過すると、いよいよドライブ開始です。
最初の二合目までは、よくある峠道と同じ感じです。
見た目はそれほど勾配があるように見えませんが、
実はそこそこ勾配はある感じです。
緩やかなカーブが続き、適度な速度でスムーズに登る感じです。
しばらくすると、右手に駐車場が見えてきます。
ここが二合目で標高は1600mになります。
こちらの駐車場はトイレもあります。
この駐車場の先はカーブになっているので、
対向車の存在が非常に確認しづらいです。
しかも、この辺から急に勾配もきつくなって来ますので、
対向車は結構スピードが乗っていますので、
駐車場に入る時(右折)は、細心の注意してください。
二合目(標高:1600m) ~ 三合目(標高:2000m)
二合目(1600m)を過ぎた辺りから急に勾配がつき始め、
直線距離も短めになり、カーブの頻度も多くなり、
峠道が始まる予感がします。
そして1分程走ると、この区間では長めの直線(300m位の直線)があり、
ここを境にして、いよいよ本格的なワインディングロード、
つづら折れ(づつら折り)が始まります。
勾配は結構きついです。
しかしそれが楽しいです。
ヘアピンも続きますが、ヘアピンとヘアピンの間にもカーブがあり、
ヘアピン → 緩やかなカーブ(数ヶ所) ヘアピン。そこに勾配が加わり、
楽しい要素が織り込まれて、自分のペースで走ると大変楽しく、
気持ちの良いドライブが満喫できます。
グゥィィイーーンとアクセルを踏み込んで、
エンジン音を聞きながら加速・シフトチェンジをして、緩やかなカーブでハンドル操作をし、
ヘアピンの手前で、減速・シフトチェンジやアクセル操作をして、
ヘアピンを抜ければまたシフトチェンジとアクセルの踏込みでエンジン音!
みたい感じです。
そして周囲の木々も緑で茂っていて綺麗です。
木々がないところは、綺麗な青空が開けていて、白い雲とのコントラストが
これまた綺麗です。
この景色の繰返しと、つづら折れが混ざって、
もうたまらないですね。
御殿場市街から数十分離れただけで、
こんなにも気分に違いがあるのかーと思わされます。
七曲り駐車場
少し走ると左手に『七曲り 駐車場』があります。
大きい駐車場ではなく、10台前後停めれるような、細長い駐車場です。
高速道路などにある待避所を少し大きくしたような駐車場です。
僕が行った時は満車で停めれなかったので通過しました。
その先を少し走ると、
三合目(標高2000m)になります。
三合目(標高:2000m) ~ 四合目(標高:2300m)
三合目(2000m)からも引き続き、つづら折れ(つづら折り)が続きますが、
二合目~三合目までに比べて、ヘアピンとヘアピンの感覚は気持ち長くなります。
と言っても、長いと言う程ではありません。
運転している感覚的には殆どかわりありません。
二合目からと同じ様に、ヘアピンとヘアピンの間には、
緩やかなカーブが数ヶ所入り混じっていますので、
運転が楽しいです。
そして、三合目からは開放的になってきます。
空が見え始めてきて、山と反対側も開放的になってきます。
運転している時は、山に向かって登っている・走っている感覚が味わえます。
運転席の延長線は空に繋がるので、
青い空と色い雲を見ながら、脇には木々を見ながら、
ワインディングロードを爽快に走る感じです。
四合目(標高:2300m) ~ 新五合目(標高:2400m)
四合目まで来ると、運転しながらたまに富士山が見えるようになってきます。
運転操作は二合目・三合目と同じ感じで楽しめます。
三合目に比べてより開放的になり、綺麗な青空と白い雲がより目立ってきます。
四合目の途中やこの先からは駐車場がちらほら出てきます。
駐車場からの眺め
ヘアピンの手前というちょっと危ないとも思えるような場所に
待避所の形に似た駐車場があります。見通しは比較的良いので安全確認はできそうです。
そこからは富士山から下を眺めるような景色が見れます。
天気が良ければ爽快感が味わえます。
その駐車場を過ぎると、新五合目は間近です。30秒程で着きます。
新五合目(標高:2400m)
新五合目は右回り(時計回り)のロータリー形式の一方通行になっております。
逆走しないように注意してください。
一番上にある駐車場が売店や展望台に近い為、一番良いと思いますが
一番上まで行って駐車に空きが無い場合でも、
ロータリー型式なので、再び下の方に戻ってこれますので大丈夫です。
下のエリアで駐車場を探せますのでご安心してください。
もし、駐車スペースが無ければ、空きを見つけるまで
グルグル周っていれば大丈夫です。
下の方の駐車場は結構空きがあるので、
駐車場は困らないと思いますよ。
駐車場でのマナー
駐車場では、マナーについての看板があります。
看板に書かれていることを引用すると、
富士山の自然環境を守るために
駐車中はエンジンを止めましょう。
自然を守るためにもエンジンを止めましょう。
規制が厳しくなって、マイカーでは行けなくなってしまったら残念です。
夏のマイカー規制
毎年夏季になるとマイカー規制を実施しています。
この期間はマイカーで新五合目まで行くことはできません。
期間や通行できる車両は、
静岡県公式ホームページから確認ができますので、
そちらからお願いします。
2017年の場合で言うと
規制実施期間:2017年7月10日(月曜日)9時~9月10日(日曜日)18時(連続63日間)
夏季マイカー規制の時期は、水ヶ塚公園よりシャトルバスやタクシーに乗って新五合目まで向かいます。
水ヶ塚公園については、
富士山スカイラインの周遊区間(県道152号・県道23号)
を、お読みください。
冬季閉鎖
毎年冬季閉鎖を実施しています。
この期間は残念ながら新五合目まで行くことはできません。
期間や通行できる車両は、
富士宮市のホームページから確認ができますので、
そちらからお願いします。
例年11月中旬か下旬頃 ~ 翌年の5月GW前までの期間が閉鎖されていることが多いようです。
毎年異なるので、必ず公式サイトなどで確認をしてください。
2011年(平成23年)には、6月2日まで閉鎖していたこともあるようです。
翌年の状況(積雪・天候・気温など)などで決定していると思われます。
行く前には必ず確認を!
行く前には必ず夏季・冬季の規制の確認をしましょう。
行った矢先に規制で通れない。
せっかくここまで来たのに。
とならないように。
特に、夏季のマイカー規制は落とし穴
夏は暑くそして天気も良いです。
梅雨も明けたし、晴れた天気の良い日には
涼しい富士山新五合目までドライブと思っていたら、
その時期にマイカー規制。ということにならないように。
気温差(15℃)・服装には注意
新五合目は、標高が2400mあります。
標高が100m高くなると、気温は約0.6℃下がります。(厳密にはもっと細かい数値になります)
2400mの標高では約15℃も気温が下がります。
夏の時期に平野部で25℃の時は、新五合目では10℃しかありません。
平野部との気温差が大きいので、服装や体調には気をつけていきましょう。
霧と思っても上に行くと晴れてる
天気が曇りの時は、登山区間入口付近も霧が出ていたりして、
こんな天気では、これより先はもっと天気が悪く、
霧ももっと酷いだろうと想像すると思いますが、
そうでもなかったりします。
登山区間入口付近の標高のみ霧があり、
そこを抜ければ霧が無く、スッキリ晴れた天気の時もあります。
僕も実際にそれを体験しました。
登山区間入口では霧だったので、これより上はより霧が濃く、
絶望的だと思ったんですが、せっかくここまで来たし、
天気が悪くても新五合目まで行ってみようと思って、
新五合目目を指して登って行くと、
さっきの登山区間入口付近のみが霧で、
そこを抜けると快晴でした。
そして、帰りも快晴の新五合目から出発して、登山区間入口付近になると濃霧になりました。
その日は登山区間入口付近のみが天候が悪かったみたいです。
そこを抜ければ天気が良いときがありますからあきらめずに、
せっかくここまで来たんだからと新五合目を目指してみるのも良いかもしれません。
食事・お土産コーナー・トイレ/展望台からの眺め
新五合目には、食事、お土産コーナー、自販機があります。
ここは展望台になっており、良い眺めになっておりますよ。
トイレは有料?
新五合目にはトイレはありますが、
有料もしくは”任意で有料”だったと思います。
他の五合目よりも標高が高いにもかかわらず
新五合目のみが無料とは思えないので、
有料だったと思います。
それが、任意か否かはハッキリと覚えていません。
申し訳ないです。
新五合目は気温も平野部に比べてグッと下がりますので、
事前にトイレを済まして行くことが最善です。
ゆっくり食事
たまたまかもしれませんが、向かった時間帯はお昼時だったと思いますが、
空いていました。しかも、食堂は結構広めです。
雲と同じ目線
標高2400mでは雲の高さと同じ目線や目線よりも下に雲があったりします。
夜景
夜になると綺麗な夜景を見るポイントにもなります。
夜に行ったことがありませんが、一度、綺麗な夜景を見たいです。
夜は鹿などの動物が出ても不思議ではありませんので、
動物には注意して行きたいです。
外国人観光客も
新五合目では外国人観光客もいらっしゃいます。
欧州系の外国人の方が観光していました。
帰りの下り坂はエンジンブレーキを併用
帰路は急勾配の下り坂になります。
登りの急勾配は楽しいですが、帰りは登った分を下らなければいけません。
急勾配なので凄くスピードがのります。
しかもヘアピン、カーブが続きますので、
フットブレーキの常用は危険なので、エンジンブレーキを併用しましょう。
まとめ
富士山スカイラインの『登山区間』である静岡県の県道152号(富士宮口ルート)は、
急勾配でつづら折れ(つづら折り)、ヘアピンあり、カーブあり、
道幅も完全2車線で無料の道路です。
夏季のマイカー規制や冬季閉鎖はありますが、
峠道やワインディングロード好きには楽しい運転ができる道路です。
距離も約13.0kmありますので充分に楽しめます。
峠ドライブやワインディングロードが好きじゃない方でも、
マイカーで行ける標高2400mからの眺めや景色・自然は、
平野部では味わえないので家族でドライブにも良いと思います。
実際に、新五合目に来ている方のほとんどは、ファミリーです。
家族で来ている方が一番多く、次に外国人観光客や自転車(ロードレーサ)の方が
多いように感じます。
峠道、ワインディングを楽しむのも良し、
ドライブとして楽しむのも良し、
自然を楽しむ・味わうのも良し、
マイカー規制になる前の夏季初旬の暑い時期に涼みに行くのも良いと思います。
是非、天気の良い日に行って見て下さい。
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