あまりいいことではありませんが、
マニュアル・トランスミッション車(MT車)に『エンスト』はつきものです。
(もちろん、エンストは全くしないというドライバーの方も多数いらっしゃいます)
オートマチック・トランスミッション車(AT車)にも、
『エンスト』が起こることはたまにあります。
そんな『エンスト』、略語と言うことはなんとなく想像はつきますが、
略語にする前のもともとは、なんと言うか!?
エンストとは?
エンストの 「スト」 とはなに?
その前に、エンストの 『スト』 どんな意味か?
エンストの 『スト』 とは、『ストール』を略した 『スト』 です。
では、『ストール』とは何か?
「ストール」とは?
ストールとはどんな意味か?
機能を失う、失速する
という意味です。
つまり、エンストとは!
『エンスト』とは、
【エンジン・ストール】の略です。
ストールは英語で『stall』
【エンジン・ストール】とは、
エンジンの機能を失う。エンジンが失速するという意味です。
よくあるのは、エンジン・ストップ (和製英語)
機能を停止したり、失速するので、エンジンの状態は停止していますが、
停止をストップに置き換えて、エンジン・ストップではありません。
一応、和製英語としてエンジン・ストップはありますが、
正式な意味は『エンジン・ストール』です。
ストールには、『ストール』一言だけで『エンジンが止まる』ことを意味します。
F1などのモータースポーツを見ていると実況や解説の方が突然、
「ストール!! ハッキネンのマシンがストール!」
「クルサードがストールしました! クルサード、ストールです!」
と実況しています。
ストール=エンジンが止まる
なので、そのまま、ハッキネンのマシンのエンジンが止まる。
クルサードのエンジンが止まりました。ということです。
※ちなみに、ハッキネン、クルサードファンではありません。
なぜエンストするの?エンストの原因とは?
エンストする理由は、
エンジントルクが急激な負荷に負けてエンジンが機能を失う(失速)するからです。
エンジン回転数を充分上げると、エンジントルクも大きくなります。
その状態でクラッチをつなげば、トルクがあるため負荷に負けにくく、
エンストも起こりにくくなります。
おわりに
日本車の98%がAT車(オートマチック・トランスミッション車)と言われています。
AT限定の免許取得者が60%とも言われています。
AT車が98%も占めれば、エンストするシーンを見かけることも少ないです。
エンストって何と思われる方がいても不思議ではないですね。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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