チャッターバーとは
チャッターとは、ガタガタ、カタカタ、クチャクチャなど、
けたたましく音を立てるという意味です。
例えば、
ガタガタと音を立てる。
カタカタと音を立てる。
クチャクチャとしゃべる。
これらを、チャッターと言います。
“チャッター”と”バー”を組み合わせて、ガタガタ音を立てる棒で、
道路鋲(びょう)と呼ばれています(見かけは棒っぽいです)。
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チャッターバー = 道路鋲(びょう)
チャッターとは、けたたましく音を立てる
通称、キャッツアイとも呼ばれています。
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出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
【設置場所】
設置場所の多くはセンターラインやゼブラゾーンです。(それ以外の場所にも設置はあります)
チャッターバーにも種類があり、注意喚起・用途に併せた形状をとります。
中には反射板が青色の物もあり、こちらも用途により意味があります。
【設置の目的】
目的は車線逸脱防止や速度を落としてもらうことです。
速度を落とすというのは、例えば集合団地や工業団地敷地内の入口や敷地内の道中に設置されていることがあります。その他には、大型スーパーの立体駐車場内やそのスロープなど速度が出やすい場所にもあります。
【峠道・ワインディングロードに設置の理由】
峠道・ワインディングロードの設置目的は、ブラインドコーナーでは対向車の視認性が悪いことから追い越しや対向車線へのはみ出しを防止する目的で設置されています。
他の理由では危険走行防止の為に設置されていることもあります。
なぜ斜めに設置するの?
【設置角度の理由】
設置角度には理由があります。
チャッターバーは車両を走行車線に戻す形状に作られています。
乗り上げた際は、走行車線に戻すと共に振動からもドライバーに注意を促します。
逸脱から元の走行車線に戻す理由から斜めに設置してあります。
【チャッターバーに乗り上げてしまった時】
チャッターバーに乗り上げた際、自動車の場合は各装置やパーツへのダメージ(損傷)や
ホイールアライメントが変ることが懸念されます。
特に扁平率の低いタイヤは注意です。タイヤ、ホイール両方のダメージ負い自走できなく
なることもあります。
最近は純正でも扁平率の低いタイヤを履く車が多く、ドレスアップをしている方とあわせ
注意が必要です。
自動二輪車やロードバイクの場合は乗り上げてしまうと転倒する危険が大きいため、
特に注意してください。パンクのみでは済まされないことも多々あります。
【雪国のチャッターバー】
雪国では除雪作業時に破損してしまう恐れがあるため、着脱式を採用しています。
冬季前に取り外し除雪期間が終わると再び設置します。
まとめ
チャッターバーを設置してある道路(区間)では、何かしらの危険が潜んでいる、注意が必要な区間と捉えていいと思います。チャッターバーを注意喚起と捉えてより安全な運転を心がければと思います。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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